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Q.
この春から秋にかけて庭に西洋芝の種をまき育てております。
冬になれば全て雪の下になってしまします。
その前に何かしておかなければならない事はないのでしょうか？
来年、雪がとけてちゃんと育つようにしたいのですが。（11月 長野県 Yさん）

A.
＞その前に何かしておかなければならない事はないのでしょうか？
春、雪が溶けた後に発症する雪腐病に対する予防だけはしておいたほうがよいと思います。

以下の殺菌剤を撒くようにしてください。
散布時期はそろそろ雪がふりそうな時期（降る前）です。

対象となる殺菌剤は
■グラステン水和剤
■グラステン粒剤
■シャルマット水和剤
■ターサンSP水和剤

土壌浸透活性剤（グラステン粒剤には必要ありません）
■オスマック 

Q.
ケンタッキーブルーグラス・ムーンライトとバミューダグラス・リビエラで庭を緑化しています。広さは約60m2です。
除去目的の雑草は、アレチノギク・オランダミナミグサ・コニシキソウ・ホトケノザ・カタバミ・スズメノカタビラと一般的なものです。
2種類の西洋芝双方に安全で雑草に有効な除草剤(の組み合わせ)と施工方法をお願いしたいと思います．（10月 愛知県 Iさん）

A.
日本芝は雑草に合った除草剤を散布してすぐに（1ヶ月前後）結果が出るのに対し、西洋芝は適用の除草剤を使用しながら、時間をかけ、次第に雑草を少なくしていくという方法で両者は異なります。

西洋芝の今年の処理は以下の設計で処理をしてみてください。
来年は来春の雑草の状況で判断した設計になります。

西洋芝　60m2（平米）　1回分
アグリーン水和剤　　24ｇ
ＭＣＰＰ　　　　　　　30cc
展着剤　　　　　　　20ｃｃ
水　　　　　　　　　　12リットル

散布には噴霧器を使用します。
 

 Q.
初めて、庭(１５坪)に４月頃より種からまき、順調に育ち、手で除草していたのですがホームセンターで「芝用除草剤：顆粒タイプ」を購入し、説明書通り(６月)に散布したのですが７日程度で青から茶(枯れ)状態となりました。
「薬害」で枯れてしまったのでしょうか？再生は不可能でしょうか？
又、種から植えなおしするには、枯れた部分の取り除きや、次に植える部分への薬害、種のまき直す時期等お教え頂けますでしょうか（Wさん）7月

A.
種子を蒔かれて作られた芝は西洋芝です。
使用された除草剤は、日本芝（高麗、野芝）用だと思います。

除草剤に西洋芝と日本芝についての注意書きが記載されていたと思います。
西洋芝と日本芝とでは、使用できる除草剤が大きく異なります。

西洋芝に使用できる除草剤は極くわずかです。
残念ですが、薬害で枯れた事は明らかです。
再生はしないと思います。

再度、芝を作られるのには、表土を3〜4cm位取り除いてその分を客土してからにした方が無難です。
時期は9月が良いでしょう。
 

Q.
バミューダグラス（サンデビル?）を撒きました。
そろそろ除草剤を使おうと思うのですが，どんな除草剤を使えばいいでしょうか。
ある本には「ティフトンにはＭＣＰＰがよい」と書いてあったのですが，それを使ってサンデビルまで枯らすのが恐く，何もしていない（できない）状況です。オススメの除草剤などがあれば教えてください。よろしくお願いします。
ちなみに退治したいのは，オヒシバ・スギナが中心です。（８月　Iさん）
A.
今の時期はMCPPでOKです。
濃度を間違わないよう、説明書の標準使用量で処理して下さい。
スギナは、MCPPで枯らすことが出来ますが、オヒシバには、効きません。面倒でも人力除草を行って下さい。
９月中旬になりましたら、発芽抑制剤の
■ターザイン水和剤
■クサブロック
の混合剤で処理をすれば、冬草の発芽を抑えることが出来ます。

Q.
今年の３月に撒いたケンタッキーブルーグラスが、かなりまばらになってしまい雑草（オヒシバ、メヒシバ）が大量発生してしまいました。

１０時間ほどかけて手で抜きましたがその後も雑草の発生が止まらず３回ほど草取りをしましたが・・・・
無知のままの初挑戦で、目土の事など分からずに凹んでいる部分もあります。
雨水の抜けも悪く、梅雨時期に水もたまる部分が出来てしまうので思い切って一からやり直そうと決意しました。　

そこで質問ですが、現在、芝と雑草が混在している庭を除草剤を使用して処理すると除草剤の影響はどのくらいの期間残ってしまう物でしょうか？　イメージですと除草剤の影響で発芽しないような気がしています。使用する除草剤のお勧めなどありますか？

排水性を良くするために傾斜を付けようと土を搬入しなければならないので芝、雑草を一度すべて取り除くつもりです。　
排水は傾斜をつける程度で問題ないですか？　ニュージーランドに行ったとき見た綺麗な芝生の庭を目指してます。（神奈川県 Mさん 9月）

A.
既存の芝を除草剤で枯らし、改めて芝地を造成するという前提でアドバイスいたします。

枯らすための除草剤は「ラウンドアップ」単剤で処理をします。処理後1週間以上経過したら、剥ぎ取り撤去し、客土を行います。
簡単に均した後、元肥、土壌改良剤等を撒き、ロータリー耕運をして、再度整地を行います。この時の整地が仕上がりの形になるようにします。

排水の悪い土壌でしたら、表面排水を良くするように工夫します。砕石、砂等で下部層を作れば結構ですが、大変な手間と経費がかかります。そこまでは必要無いのではないでしょうか。

芝の種子を規定量撒いてから、軽く覆土をします。後は水養生をしながら、発芽を待つだけです。
成長に伴い、刈り込みと肥培管理を多目にしながら良い芝に育てれば立派な常緑の芝生になります。
神奈川県ですと、冬場は、かなり変色することは無いと思われます。
 

 Q.
ケンタッキーブルーグラスを自力で播種から行い３年目です。今年は雑草が沢山生えてしまい除草剤を撒くことにことにしました。
MCPPをホームセンターで購入しクローバー類は枯れましたがハルジオンなのかハコベなのかアレチノキクなのかはっきりわかりませんが変わりありません。（Hさん）5月

A.
ケンタッキーブルーグラスの除草管理は、広葉雑草に対してはMCPP、イネ科雑草には発芽抑制剤の使用で防除するのが基本です。
MCPPでの処理は行われているので、後は発芽抑制剤での処理をして雑草の発芽を止めるということになります。（現在あるイネ科雑草は消す事ができません）
 
＞ハルジオンなのかハコベなのかアレチノキクなのかはっきりわかりませんが変わりありません。

ＭＣＰＰで枯れなかった広葉雑草は、展着剤の濃度を高くしてスポット処理（雑草の生えている場所だけに散布）をしてみてください。
日本芝は、強い除草剤を使用できるのですが、ケンタッキーブルーグラスに対して使用できる除草剤は極、限られています。
とりあえず、発芽抑制剤だけで処理してみてください。